情報をお願いします
お知り合いの飼い主様が現在もお一人で山の中まで探されております。
富山県で去年の6月頃に行方不明になったそうです。
もし、この記事をご覧になった方でツイッターのアカウントをお持ちの方が おられましたらRTやフェイスブック、なんでも良いので情報の拡散協力を どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
この記事の転載も構いませんので、どうか富山の方、飼い主様に少しでも 情報が行き渡りますよう、ご協力をお願い致します。

カテゴリ
ニコニコマイリスト
欲しいものリスト
バナー
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
リンク(バナー)
リンク(バナー無し)
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

シナリオ公開1(`・ω・´)

どうもこんばんは、コーヒーを飲んで眠気を覚ましているなつごろうです(`・ω・´)

先日友人に許可を頂いたので、本日はゲームのシナリオに使っている小説を上げます!
総ページ400P以上なので分割で上げますよー
ただ…昔吉里吉里KAGというソフトでノベルゲーム風な感じでゲームを作ろうとしたんです。
その名残でいろいろと改造改変している所があったりして、正しくは「小説」と言えないものになっています
でも大まかな進み方やキャラ設定はそのままなので、あぁこういう風に進むのかなー?くらいは分かるかもしれないです^^;

第一回:旅立ち

興味のある方は続きからどうぞ 感想など頂けたらとても喜びます!
*はじめに~
先に書いた通り、こちらの文章は「ノベルゲーム」に使用していたテキストを移植したものです。
途中で選択肢が出て、選択肢ごとで進み方が変わるという風な書き方がしてあります。
分岐地点には、 * ←このマークがあり、この横に選択肢の分が書いてあります。
例)*森…ってことはアイツ…
 ――選択肢を選んだ後の文章――
  *なんで森なんかに?
 ――選択肢を選んだ後の文章――
   ――共通文章へ合流――
↑こんな感じの書き方になっているのでちょっと小説としては読みにくいかと思います。すいません…
友好度システムを使っていたので友好度の変動値はそのままになってますが、スクリプトタグがもしかしたら消し切れていないかもしれません。もしあればスルーして下さい(^^ゞ それでは、少しでも楽しんで頂ければ幸いです!



<The Holy Ghost knight>

古より精霊の力が息づくシャルグニア大陸――――
1つの大陸に多くの多様な民族が存在しながらも
彼らは互いの均衡を守りつつ、共存しあって平和な世界を築いていた
しかし、世界の均衡はある日を堺に崩壊への道を歩み出す
人種差別、奴隷制度、虐殺…
崩壊のループが歴史の中で繰り返され
世界は崩壊への階段をひたすら下り続ける
そんな崩壊のループを止めんと帝国に反抗する者が現れた
帝国軍と、ある魔導師率いる反乱軍の戦い…
それは長きに亘り繰り広げられ、後に反乱軍が勝利を治める
だが、世界は崩壊への階段を下る事を止めることはなかった
事態を重く見た精霊長は、ある力を持つ子供を世に産み出す
再生へと導く救世主(メシア)として―――…


シャルグニア、西側の田舎村・コル――――始まりの地。
【?】「おばさん!リュウラン知らないか?」
長い黒髪を風に靡かせた少年が、川で洗濯をしていた女性に尋ねる。
【村人】「おや、ルイじゃないか?今日も村長の手伝いかい?」
笑顔でそう答えた女性の言葉にルイと呼ばれた少年もニッコリ微笑み返す。
【ルイ】「いや、今日は神子の仕事。…で、リュウランは?」
【村人】「リュウランならさっき森の方へ行ったよ」
【ルイ】「そっ、ありがと!」
女性に礼を言い、ルイは空に向かって大きく背伸びをしながら歩き出した。

*森…ってことはアイツ…
;リュウランに+1

思い当たることがある。
そう呟きながら、ルイは心当たりのある村外れの森へと足を進めた。

*なんで森なんかに?

森に一体何の用事があるのだろう?と思いつつ、そう呟く。
不思議には思ったが、ルイはそのまま村外れにある森へと足を進めた。


小鳥の囀りと木々の葉の擦れ合う音だけが響く森の中をルイは真っ直ぐ突き進む。
【ルイ】「気持ちいいな……」
木々の隙間から微かに覗く光を浴びて、ルイは思わずそう呟いた。
気持ち良く伸びをしていたら、突然目の前が真っ暗になった。
【ルイ】「!?」
【?】「だぁ~れだ!」
悪戯っぽいその声で、ルイはやっと自分の目が誰かに塞がれたのだと理解した。

*誰だっ

【?】「あははっ!びっくりしてやんのー!」
【ルイ】「! リュウランか!?」
そう笑われると視界が開けた。
開けた視界で見た相手―――

*その声は…
;リュウラン+1

【ルイ】「リュウランだろ?何、子供っぽい事やってんだよ」
【リュウラン】「やっぱり分かっちゃった?」
【リュウラン】「でも子供っぽいって台詞、ルイだけには言われたくないな」
クスクス笑ってルイの目を覆っていた手を離す相手。


それは少女だ。
歳はルイと同じくらいで、肩まで伸ばした金髪を持った少女。
日の光を浴びて光る金髪に、珍しい深い紫暗色の瞳がよく映える。

*…行って来たのか?
;リュウラン+1

【リュウラン】「ん?」
【リュウラン】「あ、ルイ覚えてたんだ。今日が母さんの命日だって」
【ルイ】「まぁな…」
風が二人の間を吹き抜ける。
リュウランの髪が風に揺れ、靡く。

*こんな所で何してるんだ?

【リュウラン】「え?」
【リュウラン】「あー…、うん。今日は母さんの命日だから」
【ルイ】「あ、あぁ…。悪い、そうだったな」
風が二人の間を吹き抜ける。
リュウランの髪が風に揺れ、靡く。


【リュウラン】「私の大事な家族だもん。寂しくないように顔は見せなきゃね」
風で乱れた髪を耳に掛け、リュウランは虚空を見る。
その表情が少し儚げに見えて、ルイは少し心配になった。
【ルイ】「リュウラン…」
【リュウラン】「さてと、早く帰って神子の仕事しなきゃね!ほら、ルイも帰ろう!」
明るい笑顔と共に先を切って走り出すリュウラン。
その様子にルイは一瞬唖然としたが、次の瞬間、軽く笑いながらルイもその後を追った。

神子とは一般的に、守護石に祈りを捧げ、村の平安と安泰を願うのが仕事だ。
また、守護石というのはその地を加護する精霊が宿ると言われている石である。
この神子の役目は村長の子供が代々受け継ぐもので、今は村長の息子であるルイと幼馴染であるリュウランがその役目を担っていた。

【ルイ】「いっつも思うけどさ、この山…道登るの、きつくないか?」
【リュウラン】「何言ってんの、ルイ。そんな事でへこたれてちゃ、神子としての役目は果たせないぞ」
ニッコリ微笑んで、リュウランは背後をついて来るルイを振り返る。
【ルイ】「別にへこたれてるわけじゃないけどさ…でなきゃ、八年間もこんな事してないよ」
【リュウラン】「それもそうだね」
幼い頃からずっと、毎朝この山道を登り、神子としての務めを果たしてきたルイとリュウランだ。
それ並みに足腰は強い。

【ルイ】「さてと、祠にも着いたし、いつもみたいにお祈りして帰ろうぜ」
【リュウラン】「村が平和でありますように…ってね」
【ルイ】「つってもさ、帝国支配が根付いてるって言ってもこの村は平和だよな」
【リュウラン】「いい事じゃない。平和が一番でしょ」
祠の前でルイとリュウランは笑いながら、そんな話をした。

【ルイ】「…なぁ、リュウラン?この祠ってこんなに明るかったか?」
守護石の祭られる祠に足を踏み入れた時、ルイがそう言った。
普段、薄暗いはずの祠の中が今日は妙に明るい。
【リュウラン】「うん……、何かいつもと違うよね」
相槌を打ったリュウランと共にルイは不審に思いながらも足を進める。
そして、その理由が理解出来たのは、守護石の祭られた祭壇に辿り着いた時だった。
【ルイ】「しゅ…守護石が光ってる?」
祭壇に祭られた守護石が眩いばかりの光を放ち、祠内を明るく照らし出していた。
【リュウラン】「今までこんな事、なかったのに……」
ルイの隣でリュウランが驚愕の表情をしてそう呟く。
リュウランの言葉に同意しながら、ルイは無意識のうちに守護石に向かって手を伸ばす。
丁度、ルイの指先が守護石に触れようとしたその時―――
一瞬、目も開けられぬほどの光が守護石から発せられた。
思わず目を瞑ったルイとリュウランが次に目を開けた時、目の前に青白く光り輝く女性が悲痛な表情を浮かべてそこにいた。
【?】『…何という事でしょう…』
ルイとリュウランの心に直接響くような声…。
それは何処となく、悲しげな声であった。
【ルイ】「え?だ…誰…?」
ポツッとルイが呟いた言葉に女性が微かに顔を上げる。
【マクスウェル】『我が名はマクスウェル…この地上全ての"マナ"を司る者』
【ルイ】「マ…マクスウェル?それって、精霊…?」
【マクスウェル】『………』
【リュウラン】「え?えっ…?」
ルイがそう言うと精霊・マクスウェルは悲しげな瞳でルイを見つめた。
【マクスウェル】『我が身に感じるこの力…。この大陸の中央…、そこに悪しき力を纏う星が現れました。その星は必ずやこの世界に災いをもたらす…』
【マクスウェル】『そうなれば、もうこの崩壊のループは止まらない』
【ルイ】「この世界に災いが…?」
【マクスウェル】『そうです。そしてその災いを食い止める事が出来るのは、ルイ――――――あなたに宿る時の力のみ』
【ルイ】「はっ!?…お……俺!?」

*何かの間違いじゃ…

【マクスウェル】『いいえ、あなたから感じるこの力…間違える筈がありません』
【ルイ】「で、でも…俺が?」
精霊の言葉に驚いて、自信が無さそうにうろたえる。
【マクスウェル】『あなただけなのです、ルイ――――――世界の破滅を止められるのは』
【ルイ】「…でも、俺一人に何が出来るって言うんですか?」
【マクスウェル】『あなただけではありません。あなたの力に導かれし、十の守護者があなたを手助けしてくれる事でしょう』
【ルイ】「十の守護者?」
精霊の言葉にルイは首を傾げた。

*俺が世界を…?
;全員に+1

精霊の言葉に驚いて、自分を指差すルイに精霊は頷いた。
【マクスウェル】『あなただけなのです、ルイ――――――このループを止められるのは』
【ルイ】「で、でも、俺一人に何が出来るって言うんですか?」
しがない小さな村の神子でしかない自分に急に降りかかった大きな使命。
マクスウェルの言葉に、ルイは呆然としながら呟いた。
【マクスウェル】『あなただけではありません。あなたの力に導かれし、十の守護者達があなたを手助けしてくれる事でしょう』
【ルイ】「守護者達?」
マクスウェルの言葉にルイは首を傾げた。


【マクスウェル】『お願いです、ルイ。あなただけが――……』
段々か細くなる、声と共にマクスウェルの姿が消え始める。
【ルイ】「ちょっ、待って!まだ聞きたい事がある!時の力って何―――」
ルイの呼びかけよりも、精霊の姿が消える方が早かった。
言い終えるよりも早く、ビキビキッという音と共に守護石に亀裂が走り、もの見事に砕け散ってしまった。
砕けた守護石を呆然と見つめながら、ルイはマクスウェルの言葉の意味を考えていた。
【リュウラン】「…ルイ?今の、何?どういうこと?」
動かないルイに、背後でずっと話を聞いていたリュウランが心配そうに訪ねる。
【ルイ】「…俺だって分かんないよ。とにかく村に戻って父さん達と話したい。父さん達なら何か知ってるかもしれないし」
【リュウラン】「…うん、分かった」
何が何だか理解出来ない…そう思ったルイは村長に相談する為、リュウランを伴い元来た道を駆け戻った。
祠の出口がいつもより長く感じる…
やっとの事で祠を抜けたルイの耳に、悲鳴に近いリュウランの声が響いた。
【ルイ】「どうした!?」
【リュウラン】「ルイ!村の方から煙が!」
山の上から村の方を見下ろしたリュウランが青い顔をしてそう叫ぶ。
その言葉にルイの顔色もサッと青ざめる。
【ルイ】「行くぞ!」


ルイとリュウランが必死に山道を下って村に戻ると、あちこちで火の手が上がり、人々が怪我を負い倒れていた。
【リュウラン】「酷い…」
傷を負い、倒れた村人達を見て、リュウランは口元を両手で覆う。
【ルイ】「クソ!一体…、大丈夫か!一体何があった!?」
ルイは近くに倒れていた村人を助け起こし、事情を聞いた。
怪我を負い、意識が朦朧としかけていたが村人は一生懸命喋ってくれた。
【村人】「ルィ……そ、村長が…長が…………」
【ルイ】「!? 村長と長がどうした!?」
【村人】「あ、危ない……奴ら……向かった…そん、村長の家………」
そこまで聞いたルイの顔色がサッと変わる。
【ルイ】「リュウラン、村人の介抱を頼む!俺は村長と長を!」
【リュウラン】「分かった!気を付けて!」
リュウランにその村人を託すとルイは村長の家…つまり、自分の家に向かって全速力で走った。
【ルイ】(父さん!爺ちゃん!無事でいてくれよ!)

その時、村長の家では、村長と長が対峙するように三つの影と向かい合っていた。
前髪によって顔を半分隠している赤い髪をした男、その隣には水色の髪をした眼鏡をかけた女性。
そして、プラチナブロンドの幼い少女の三人だ。
【?】「もう一度聞く。…召喚石は何処だ?」
赤髪の男が凄みを利かせた口調で言う。
それに同乗するように水色の髪の女性が村長達を群青色の瞳で見つめる。
【?】「そろそろ観念しておいた方が身のためだと思いますよ」
【?】「こいつは私ほど気が長くはありませんからね」
忠告のようにも聞こえるが、それは明らかに"今喋らなければ、無事では済まない"と言っていた。
だが、凄みの利かせた目で見られようと、口調で脅されようと長は毅然とした態度で相手を見返した。
【長】「知らぬな……あれは伝説にしか謳われない古の遺物。そんな物、この世にあるわけないじゃろ?」
【長】「まさか、お主らはそんな世迷言を信じてこんな事をしでかしたのか?」
【?】「そんな伝説の遺物を我々は既に一つ持っている…と言っても?」
【長】「なっ!!なんと…」
女性がそう言うと長は驚愕の表情を顔に張り付かせた。
【?】「我々は二つある召喚石を集めねばならないのだ。ある奴のために…」
【?】「そういう事です。嘗て二つに砕けてしまったと言われる召喚石の片割れは既に我々の手中にあります」
【?】「一つが存在したという事は、もう一方もあるという事」
【長】「それがここにあるというのか?」
【長】「馬鹿馬鹿しい!こんな所にあるわけなかろうが」
【?】「………本当にないのか?」
あっさりと存在を否定する長に赤髪の男は疑いの視線を浴びせる。
【?】「言わないと死にますよ」
今まで、穏やかだった水色の髪の女性が腰から細長い剣を引き抜き、長の喉元に突きつける。
それにやや気持ちが穏やかでなくなる村長に反して、クスクス笑う声がする。
【?】「セッちゃんの言うとおりに素直に言っておいた方がいいよ?」
【?】「――言ってしまえば、殺されずにすむかもしれないんだから」
まだ幼い少女は見る者が寒気を感じるような冷笑を浮かべる。
だが、その言葉にも、喉元に突きつけられた剣を見ても、長は怯まなかった。
【長】「脅しても無駄じゃ!無い物は無い!何度言わせる!」
はっきりとした長の言葉に赤髪の男と水色の髪の女性は沈黙のまま探るような視線を向けた。
長も黙って、そんな二人を毅然と見つめ返す。
しばしの沈黙がその場を包み込んだ―――
やがて、水色の髪の女性が諦めたように溜息をついて、剣を引っ込める。
【?】「…そうですか」
【?】「では、ラジノイド、一旦戻ろう」
【ラジノイド】「何故だ、セルコウシュ!こいつを締め上げれば、白状するかも知れんのだぞ!?」
【セルコウシュ】「その方は何があろうとそれ以上の事は言わないでしょう…例え、死んだとしても」
【セルコウシュ】「そういう者が一番面倒だ。本当に無かった場合、時間の無駄もいい所だしな」
セルコウシュと呼ばれた水色の髪の女性がそう言ったが、ラジノイドはまだ納得しきれないようだった。
だが、突然幼い少女がセルコウシュの服の袖を引いて注意を促した。
【セルコウシュ】「何だ、シャライヤ?」
【シャライヤ】「あのね、シュラからテレパシー」
【シャライヤ】「セッちゃんとラッちゃんに、"一時帰還せよ"とレイちゃんからの命令だって」
【セルコウシュ】「そうか…」
【セルコウシュ】「だそうだ、ラジノイド。今回は一先ず引こう」
そう言われてはラジノイドも引くしかないのか、睨むように見ていた長から視線を外した。
【ラジノイド】「分かった」
【ラジノイド】「……だが、迷惑双子妹。その呼び方は止めろ」
ラジノイドがそう言うとシャライヤと呼ばれた少女の口調が変化した。
【シャライヤ】「『お似合いじゃねぇかよ、ラッちゃん』…だって」
からかうような笑みを浮かべながら、シャライヤがそう言うとラジノイドは肩を微かに震わせた。
笑いではなく、込み上げてくる怒りで震えている。
【ラジノイド】「迷惑双子妹…今すぐ、そのお前の頭に呼びかける迷惑双子兄に伝えろ」
【ラジノイド】「今すぐその生意気な口をどうにかしないと、俺がその口、二度と開けないようにしてやると」
【シャライヤ】「シュラから伝言……『できるもんならやってみろよ、鈍足ラジ!』」
【ラジノイド】「このっ!?」
【セルコウシュ】「まぁ、落ち着け。そんな事でいちいちキレてたら、シュラとシャラの思う壺だ」
怒った勢いで剣を抜きかけたラジノイドの手を止めて、セルコウシュが宥める。
【セルコウシュ】「とりあえず、帰ろう。レイからの帰還命令という事は他の者も帰って来るという事だ」
【ラジノイド】「チッ!」
【セルコウシュ】「では、我々は帰ります。…皆さんお大事に」
その三人が姿を消したのと、ルイが家の扉を開けたのはほぼ同時だった。
【ルイ】「!! 父さん!爺ちゃん!無事!?」
【村長】「おぉ、ルイ…!無事だったか…こちらも心配ない、私と長は無事だよ」
村長がそう言うとルイは一先ず胸を撫で下ろした。
だが、安心してばかりもいられない。
【ルイ】「爺ちゃん、さっきの奴らは一体…?」
【長】「うむ、どうやらあの守護石を狙っているらしい」
【ルイ】「! 一体何で?あの守護石って、そんな特別な物なのか!?」
守護石は元々、その地を加護する精霊の力の一部が結晶化したものと言われている。
大きさの大小はあるし、宿っている精霊の力は場所によって異なるが、何処の町にも村にも必ずといっていいほど、祀ってある。
にも拘らず、それを狙って村を襲ったという連中がいる事をルイは訝しげに思った。
守護石からマクスウェルと名乗る精霊が姿を見せた事といい、訳が分からなくて、ルイは思わず声を荒げる。
すると、村長は長に視線を向けた。
視線を受けた長は軽く頷くと、静かに口を開く。
【長】「こうなっては、もう隠しておけんな……ルイ、今から言う事をよく聞くのじゃ」
真剣な顔をして、長が言うので、ルイは思わず姿勢を正した。
【長】「実は…あの守護石は、ただの守護石ではない。召喚石と呼ばれる古の代物じゃ」
【ルイ】「召喚…石…?」
【長】「その昔…"精霊の守り手"と呼ばれる古の一族がいた」
【長】「精霊と言葉を交わし、精霊をこの世に呼び出す事が出来る精霊に見染められた神の一族…」
【長】「そして、その一族が精霊長から授かった一族の宝こそ、あの召喚石じゃ」
【長】「神子とは、元々その宝を守る為に作られた言葉だったのだよ」
【ルイ】「神の一族…」
あまりに大きな話に、ルイは呆然とした。
【長】「最も、その一族は伝承の中でしか語られない伝説のようなもんじゃて」
【ルイ】「え?でも今、召喚石って…」
【長】「むぅ…」
【ルイ】「…伝説じゃ無かったんだろ?でも、何で石がこの村にあるんだ?」
【長】「……今から三十年ぐらい前の嵐の夜じゃったか。一人の少女がわしを訪ねて来た」
その時の風景を思い出すかのように、長は目を閉じて語り始めた。


【長】「白い竜のような精霊を従えて、その子は突然わしの目の前に現れた」
【長】「そして、自らを"精霊の守り手の一族"だと名乗り、あの召喚石をわしに差し出したのだ」
【?】『この石には強大な力が宿っています。欠片ではありますが、悪用されれば大きな災いが起こるでしょう』
【?】『どうか、この石をこの村に隠して貰えませんか?』
【長】『構いませんが……何故、ここに?』
【?】『この村には、何か神聖な…精霊の力が息づいているのを感じます。他の地では、おそらく召喚石から漏れ出す力を誰かが感じ取ってしまうかもしれません」
【?】『でもここなら、精霊の力が上手くこの召喚石の存在を隠してくれると思うのです』
【?】『だから、この村でこの石を守ってほしいのです…世界の破滅を防ぐ為には、これしか―――』


【長】「そう言って、少女はわしに石を託し、消えた……それから、わしは石をあの山の祠に隠したんじゃ」
【長】「そして、その石を守護石と偽り、神子としてその石を守ってきたのじゃよ」
【村長】「本当はお前が成人してから話す決まりだったのだがな…まさか、こんな事になるとは……」
頭を抱えて、村長が呟いた。
【ルイ】「…でも、奴らは何故、守護…じゃなかった召喚石を?」
【長】「それはわしにも分からん。じゃが、あのラジノイドとかいう赤髪の奴が"ある奴のために"と言っておった」
【長】「おそらく、何者かは知らんが、石の力を欲している者がいるのじゃろう。預かった石は割れた片割れ……石を一つの石に戻し、力を得ようとしとるんじゃろう」
ルイの言葉に、長がそう言って答えた。
それを聞き、ルイは少し思案してから、先程の出来事を話す為、口を開いた。
【ルイ】「父さん…実はさっきいつものように祠に行ったら、召喚石が光って、精霊様が現れたんだ」
【村長】「召喚石から精霊だと!?そんな馬鹿なっ!!」
驚愕の表情で村長がルイの言葉を繰り返した。
【長】「…それで、精霊様は何と?」
何か思う所があるのか長に冷静に先を促され、ルイは話を続けた。
【ルイ】「世界の中心に強力な魔力を持った破滅の星が現れた…その星は必ずこの世界に災いを招くだろう……と」
【長】「なるほど…、精霊様はその事を我々に伝えようとなさったのか」
唸るようにそう言って、長は考え込んだ。
そんな長にルイは少し言い辛そうにしながら、最も重要な部分を告げた。
【ルイ】「あの……それで、精霊様は"時の力"を持つ俺にそれを静めてくれって」
ルイがそう言うと村長と長は驚愕の表情で互いの顔を見合わせた。
【長】「時の力…まさか、孫の代でこのような事になろうとは……」
溜息を吐いて長がそう言うと、村長はその言葉に頷いてルイに視線を向けた。
【村長】「精霊様の言うようにお前が"時の力"を持っているのならば、この使命はお前にしか果たせない」
【ルイ】「その"時の力"って、一体何?」
【長】「”世に破滅の陰が現れた時、人ならざる力を授かった神の子が生まれる――”」
ルイの質問に答えるように、長が語りだした。

;おとぎ話 絵本風に

むかしむかしあるところに、とても貧しい村がありました。
村人たちが貧しいのは、悪い人達が村で暴れていたからでした。
村人たちはいつも怯えて、神様に助けて下さいと祈り続けました。

すると、その祈りは雲の上の神様に届いたのです。
しかし神様には、人を直接助けてはいけないという決まりがありました。
さて、神様は困ってしまいます。

「神様、神様。どうかこの子が、強く逞しく育ちますようにお守り下さい」
神様が頭を抱えていると、お腹の大きな女の人が神様にお祈りをしていました。
「そうだ!私の代わりをあの子に頼もう!」
そして、神様はその子に自分の力を分けてあげたのでした。

産まれてきた男の子はすくすくと成長し、やがて村一番の力持ちに成長しました。
「お父さん、お母さん。僕はこんなに大きくなる事ができました。これであの悪者たちをやっつけられます」
「お待ちなさい、お前一人では危ないわ。一緒に戦ってくれる人を集めなさい」
男の子はお母さんの言う通り、一緒に戦ってくれる仲間を集めました。

「キャ―――!!」
そんなある日、女の子が悪者たちに追いかけられていたのです。
男の子と仲間たちは力を合わせて悪者をやっつけることができました。
こうして村人を苦しめていた悪者はいなくなりました。
男の子は村の英雄になって、村にはいつまでも平和が続いたのでした―――


【長】「覚えとらんか?昔お前に聞かせてやってた話じゃ」
【ルイ】「あぁ…覚えてるよ?でも、こんなのどこにでもあるおとぎ話じゃ…」
【長】「いいや。かなり誤魔化してはいるが、本当の話を元にしているんじゃよ」
【村長】「あれは初代皇帝ムシルリの話が元になっているんだ。詳しい歴史書にはムシルリには特別な力があったらしいと記録されている」
【ルイ】「もしかしてその力っていうのが?」
【長】「そうじゃ。そして精霊についての歴史書には、時の力について僅かに記録が残っておる」
【村長】「時の力とは、精霊を治める精霊長の力の一部…この世の摂理に、精霊自身が関わる事は互いの秩序を乱す事となる」
【村長】「だが、世界の危機は精霊の世界をも犯す事…その為、精霊長は人の手で世界の危機を救う為に、力の一部を人に授ける。それが"時の力"だ」
【ルイ】「世界を救う力…」
【村長】「そうだ…そして、その力を持つ者が現れるという事は、同時に世界の崩壊が近い事を意味する」
【村長】「精霊様自らそう言っておられたという事は、本当に世界は近いうちに崩壊するやもしれん」
【ルイ】「それで、俺の力が必要なんだよな…」
村長の言葉にルイは静かに目を閉じた。

*分かった
;全員+1

しばしの沈黙の後、目を開けたルイの目に迷いはなかった。
【ルイ】「俺なんかが本当に世界を救えるか、何て分からない」
【ルイ】「――でも、俺行くよ。精霊様の言っていた破滅の星はきっとさっきの奴らの事…放っておくわけにはいかない」
【村長】「…ありがとう、ルイ」
真っ直ぐな瞳でそう言ったルイに、村長は思わず涙ぐんだ。

*俺にはとても
;全員-1

【長】「…。ルイ、まだ若いお前には少々過酷かもしれんが、わしからも頼む。この世界を救って欲しい」
【長】「わしも出来る事なら協力したいが歳が歳だ。ついて行った所で足手まといは確実じゃて」
【長】「同じ事を言うが、お前にしかこの使命は果たせない…だから、頼む」
【ルイ】「爺ちゃん…」
二人に懇願の目で見られ、ルイは小さく頷いた。
【ルイ】「分かった。…俺なんかが本当に世界を救えるか、何て分からない」
【ルイ】「でも俺にしか出来ないっていうなら、行くよ」
【ルイ】「精霊様の言っていた破滅の星はきっとさっきの奴らの事…放っておけないだろうし」
【村長】「…ありがとう、ルイ」
戸惑いながらも真っ直ぐな瞳でそう言ったルイに村長の涙腺が緩む。
【リュウラン】「もちろん私も連れて行ってくれるでしょ、ルイ?」
いつからそこにいたのか、リュウランがニッコリ笑って扉の陰から顔を出す。
【ルイ】「リュウラン!お前、いつからそこに…っていうか、話聞いて……」
【リュウラン】「バッチシ!」
Vサインを突き出してニッコリ笑うリュウランにルイは溜息を吐いた。

*ついて来ちゃ駄目だぞ

【リュウラン】「えー?何でよー!?」
【ルイ】「遊びに行くわけじゃないんだ。危ないんだぞ」
【リュウラン】「何よ!でもいいもん、こっちにも考えがあるから!」
ふん、とそっぽを向いたリュウランを見てルイははっとした。
【ルイ】「お前、まさかこっそりついて来る気じゃないだろうな?」
【リュウラン】「………」
【リュウラン】「なんで分かっちゃうかな~?でもま、そうゆう事だから」
胸を張ってそう言い切るリュウランにルイは頭を抱えた。
【ルイ】「分かったよ…」
【リュウラン】「やった!」
【リュウラン】「という訳で、村長!私も一緒に行きますね!」
【村長】「あぁ…二人とも気を付けるんだぞ。だが、今日は怪我人の手当てを手伝って、明日の朝、出発してくれないか?」
【リュウラン】「はい」
村長にそう言われ、ルイとリュウランは怪我人の手当てに回った。

【村長】「…良かったのですか?リュウランまで」
ルイ達がいなくなった部屋で、村長は長に尋ねた。
【長】「お前はわしが何故ルイ以外に神子としてリュウランを選んだか、知っておるじゃろう?」
【村長】「えぇ…まぁ……」
【長】「あの子は成長する毎に彼女の面影を帯びる…これも、おそらくは精霊のお導きなのじゃよ」
そう言って、長は静かに立ち上がると部屋の奥へ消えた。

*どうせ
;リュウラン+1

【リュウラン】「もちろん!当たり前じゃない」
胸を張ってそう言い切るリュウランにルイは頭を抱えた。
【ルイ】「分かったよ…」
【リュウラン】「やった!」
【リュウラン】「という訳で、長!私も一緒に行きますね!」
【長】「あぁ…二人とも気を付けるんじゃぞ。しかし、今日は怪我人の手当てを手伝って、明日の朝、出発してくれないか?」
【リュウラン】「はい」
長にそう言われ、ルイとリュウランは怪我人の手当てをする為、部屋を出て行った。

【村長】「…良かったのですか?リュウランまで」
ルイ達がいなくなった部屋で、村長は長に尋ねた。
【長】「お前はわしが何故ルイ以外に神子としてリュウランを選んだか、知っておるじゃろう?」
【村長】「えぇ…まぁ……」
【長】「あの子は成長する毎に彼女の面影を帯びる…これも、おそらくは精霊のお導きなのじゃよ」
そう言って、長は静かに立ち上がると部屋の奥へ消えた。


【ルイ】「よかった。死人は出てないみたいだ。皆軽症だし、気を失ってるだけだな」
【リュウラン】「良かったね!」
怪我人の手当てをしながら、リュウランはルイに向かってニッコリ笑う。
だが、対するルイは曖昧に微笑んだだけだった。
【ルイ】「でも、皆ホント急所を綺麗に外れてる…まさか、わざと?」
【リュウラン】「どうでもいいじゃん、そんな事!皆、生きてるんだから」
【ルイ】「……そうだな」
リュウランの言葉にとりあえず納得したが、ルイの頭には何か引っかかりが残った。


その頃、本拠地に帰って来たセルコウシュとラジノイドはホールのような広い場所に佇む男女を見つけた。
【ラジノイド】「アヴェロ、ネアン、…お前達も帰還命令か?」
【アヴェロ】「おぉ、お前らもか?」
【セルコウシュ】「あぁ、シャラにシュラからの連絡が入ってね」
【アヴェロ】「そうか、俺達の所にはシュラが直々に来たぞ。ネアンを怒らせて、帰っちまったけどな」
微かに笑いながらそう言ったアヴェロという男をネアンと呼ばれた金髪の女性が軽く睨みつける。
【ネアン】「で、どうだったんだ?」
【ラジノイド】「ハズレだ」
【ネアン】「そうか…じゃあ、お互い無駄足だったみたいだな」
【セルコウシュ】「という事はそっちもか?」
セルコウシュがそう言うとアヴェロは軽く肩を竦めて見せた。
その辺りはツーカー・・・言わなくても通じる。
【ラジノイド】「クソッ!一体何処に」
【セルコウシュ】「これはただの推測だが、石はやはりあの村にあったのかもしれないな」
【ラジノイド】「!! どういう事だ、セルコウシュ!」
セルコウシュの言葉にラジノイドが過剰に反応する。
【セルコウシュ】「長はさて置き、あの村長…明らかに動揺していた。何かを隠しているような、ね」
【ラジノイド】「じゃあ、何故あの時無理にでも吐かせなかった!」
【ネアン】「言えるな。どういう事だ、セルコウシュ?」
ラジノイドに続いてネアンもセルコウシュを見つめる。
【セルコウシュ】「…何かとてつもない力が近付いて来るような気がした。危険だと感じるような何かが…」
【アヴェロ】「お前がか?珍しいな」
セルコウシュの言葉にアヴェロが意外そうな声を上げる。
【ラジノイド】「俺も微かに妙な気は感じた。だが、別に大したことはなかったぞ」
【セルコウシュ】「そうか?私はそうは思わなかった」
その場に沈黙が伝わる。
まるで、その空間に浸透するように広がる沈黙だったが、妙に明るい声でそれは遮られた。
【?】「何、真剣な顔して話し合ってんのさ?」
ホールの真横にある階段からそう言う生意気そうな声。
それは二階のフロアに立つ一人の少年から発せられたものだった。
シャライヤによく似た顔立ちの少年が手すりに寄りかかって、セルコウシュ達を見下ろしている。
【ラジノイド】「シュライヤ…何か用か?」
不機嫌そうな顔をして少年を見上げるラジノイド。
それに対して、シュライヤと呼ばれた少年は軽く肩を竦めた。
【シュライヤ】「別に?大人同士の話を続けるなら言わなくても構わないけど」
【ラジノイド】「言え。レイからの伝言か?」
【シュライヤ】「違うよ、ゲルドからの報告。奴らが等々動き出したらしいよ」
シュライヤがそう言うと皆の表情が変わった。
【ラジノイド】「そうか…やっと、まともに戦えるのか。楽しみだな」
【アヴェロ】「最近、石探しばっかりやってたから、体が鈍ちまったかもな?」
そう言いながら、腕を振り回すアヴェロ。
【セルコウシュ】「お前に限ってそんな事はないだろう」
【ネアン】「そうだな。お前、それしか取り柄が無いんだしな」
セルコウシュの言葉にネアンが鼻で笑う。
【アヴェロ】「つめてーな…」
冷たい二人の言い草にアヴェロは苦笑気味に笑う。
【シュライヤ】「詳しい話は玉座の間で皆が揃ってからするらしいよ。早く上がって来たら?」
【シュライヤ】「あんた達以外のメンバーは皆揃ってるし。あんた達待ちだよ」
手すりの上で頬杖をついて、シュライヤがそう言う。
【アヴェロ】「だそうだ。とりあえず、広間に行くか」


【ルイ】「じゃあ、父さん、爺ちゃん!行って来ます」
【リュウラン】「行って来ま~す!」
村を襲撃されてから2日目、ルイとリュウランは村長と長の見送る中、旅立った。
世界を救う為の旅へ――――――――


第二回:初めての仲間 に続く

コメントの投稿

非公開コメント

いらっしゃいませ
ツイッター
プロフィール

なつごろう

Author:なつごろう
ようやくHGK2の製作へ戻りまし
た!…が!!
コンバートでは無く1からまた
手直しなので、再現でも地味に
時間かかりそうです(涙
<再現進捗残り作業>
・シナリオ
・データベース
 →全部
・バトルシステム

<サポートについて>
大体19:00~21:00は自由ですの
でその間にお返事します。
日中は昼休憩しか動けませんが
出来る限り迅速に対応させて頂き
ますのでお気軽にご連絡下さい。
通知が来るので動ける状態であれ
ば、すぐにお返事致します。

サンプルの用意が出来ましたので
必要素材の募集を開始します!
もし良ければご協力頂けると
嬉しいです!
詳しくはメールフォームなどで
お問い合わせ下さいませ!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【現在の作業内容】
データベース製作

【制作者様募集中素材】
バストアップ:RTP風希望です。
       改変、手描き問いません。
       サイズ272×288希望です
       が大きくても構いません

*改変元:CLOSET様
イフス(バルド):バストアップ(イメージ図

バトラー:RTP風希望です。
     改変、手描き問いません。
     サイズは個々で違うので依頼時に
     決めさせて下さい。
     縮小をして使用しますが、少し
     大きいサイズだと助かります。
     現在使用中の縮小前バトラーは
     こちらをご参照下さいませ。

*改変元:アンデッドとか好きだから――ッ!!!様
イフス(バルド):バトラー(イメージ図

【依頼中の素材】
セリア:バトラー

良ければポチッと♪
無料アクセス解析