情報をお願いします
お知り合いの飼い主様が現在もお一人で山の中まで探されております。
富山県で去年の6月頃に行方不明になったそうです。
もし、この記事をご覧になった方でツイッターのアカウントをお持ちの方が おられましたらRTやフェイスブック、なんでも良いので情報の拡散協力を どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
この記事の転載も構いませんので、どうか富山の方、飼い主様に少しでも 情報が行き渡りますよう、ご協力をお願い致します。

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シナリオ公開5

早くも5回目。贔屓キャラ・エルフィーさんの初登場です
こういう姉御系好きです。あとかっこいいお姉さん系。
なので私の考える女の人は性格が大体こっちに寄ってしまうという…

第五回:初めての接触  初めての方はこちらからどうぞ

遺跡を抜けたルイ達は当初の予定地だったフェニア山に到着した。
山と言ってもそんなに標高が高いわけではないので、山道は結構楽に進めた。
最も、それはルイとリュウランのみでしかなかったようだ。
【ルイ】「遅いぞ、ナイア、ラフィ!」
かなり後方をフラフラしながら、ゆっくり登って来るナイアとラフィエルを見て、ルイが声を掛ける。
【ナイア】「そ、そんな事言ったって……もう、クタクタ」
【ラフィエル】「私も……そろそろ限界です」
何とか、ルイとリュウランの下まで辿り着いたナイアとラフィエルは二人揃って地面に座り込む。
これで、フェニア山に入ってからもう三度目の休憩だ。
【ルイ】「意外と体力ないんだな、ナイア」
【ナイア】「ルイとリュウランが歩くの、速過ぎんだよ!?どんな足腰、してんだ、お前ら!」

*山登りには慣れてるんだ
;リュウラン・ラフィ・ナイア+1  

ルイの差し出した水を奪い取るように受け取ってナイアは喚く。
【ラフィエル】「ホントに…私、これでも結構鍛えた方だと思ったんですが…。あなた達を見ていると、自分はまだまだ修行不足なんだと思い知りますね」
ナイアから回ってきた水を受け取って、ラフィエルは苦笑気味にそう言った。

*鍛え方が足りないんじゃないか?

【ナイア】「いーや!お前らが変なの!」
ルイの差し出した水を奪い取るように受け取ってナイアは喚く。
【ラフィエル】「ホントに…私、これでも結構鍛えた方だと思ったんですが…。あなた達を見ていると、自分はまだまだ修行不足なんだと思い知りますね」
ナイアから回ってきた水を受け取って、ラフィエルは苦笑気味にそう言った。


【ルイ】「なぁ、そういえば何で、ナイアとラフィは旅してたんだ?」
ナイアとラフィエルの向いに腰かけながら、ルイは何となく尋ねた。
【ラフィエル】「私は、族長に言われたからです。ルイに会った時、この出会いは運命だと言いましたよね?あれは族長の言葉があったからなんですよ」
水を一口含んで、ラフィエルは答えた。
【リュウラン】「族長の言葉って、どんなの?」
ルイの横に座ったリュウランが興味深げに聞いた。
【ラフィエル】「"世界の崩壊が近付いている…精霊長に見染められし神の子が産まれ、その神子の下に十の守護者が集う時、再生の旅が始まる"…と」
【リュウラン】「う~ん…よく分かんないけど、その"精霊長に見染められし神の子"がルイって事なんだよね?」
難しい顔をしながら、リュウランがそう言うとラフィエルは頷いた。
【ラフィエル】「そして、その"神子の下に集う十の守護者"というのが、チュリを持つ者の事なんです。精霊様の言葉に従うとそれが"十の守護者"って事ですね」
【ラフィエル】「私の家は代々この"水のチュリ"を受け継いできた家系なので、"導きに従って神子の下へ馳せ参じよ"と言う族長の言葉に従って神子…つまりはルイを探す旅に出たんです」
【ナイア】「"精霊長に見染められし神の子"なんて、何か格好良いな!ルイ!」
興奮気味にナイアが言う言葉に、ルイは気恥ずかしさを感じながら、話を反らした。
【ルイ】「それで、ナイアは?」
【ナイア】「俺?俺は……」
【ナイア】「…兄貴が死んだからかな?」
ポツッと呟いたナイアの言葉に、一瞬沈黙が走った。
気遣わしげにリュウランが「ナイア…」と呟いたが、ナイアは再び口を開いた。
【ナイア】「俺…昔は弱虫でさ。いっつも兄貴の後ろにくっついてたんだよ。よく"ナキアの金魚のフン"って苛められててさ」
【ナイア】「あ、ナキアってのが俺の兄貴な」
【ナイア】「んで、その度に助けてくれたのもやっぱり兄貴だったんだよな…」
先程までの飄々とした態度は何処へやら…悲しげな顔でポツリポツリと語るナイアをルイは制止しようとしたが、ラフィエルが静かに首を横に振った。
「聞いてあげて下さい」と言うようなラフィエルに、ルイは制止しかけた手を下ろした。

【ナイア】「兄貴が死んだ日…俺はいつものように村の皆に苛められてたんだ」
【ナイア】「そしたら、そのうちの一人が兄貴の悪口言い出してよ。流石に、それには俺も腹が立って言い返したんだ」
【ナイア】「でもそいつが”モンスターの毛を取って来れたら謝ってやる”って言いやがってさ」
【ナイア】「だから俺、森にモンスターを探しに行ったんだ。今から考えたら、何て馬鹿なことしたんだって思うけどな…当然、ガキだった俺がモンスターに敵うわけなくて死にそうになった」
【ナイア】「もうダメだって思った時………」
【ナイア】「…兄貴が俺を庇ったんだ」
語りながらナイアは、無意識なのかネックレスを握り締めた。
【ナイア】「偶然、兄貴と一緒に俺を助けに来てくれた弓術の先生がモンスターは退治してくれたけど、俺を庇った傷が原因で、兄貴は死んだんだ」
【ナイア】「……このチュリは、その時兄貴から託された」
ネックレスを見て、ナイアは呟いた。
【ナイア】「兄貴が死んだ時、俺は死ぬほど後悔した。それこそ、本当に死のうと思うほど」
【ナイア】「…でも、止められた」
【?】『ナキアが自分が傷ついてまで守りたかったものをお前が殺すのか』
【ナイア】「って、兄貴の親友に怒られた」
【ナイア】「……それから、俺はもう二度と同じ事を繰り返さない為に修行の旅に出たんだ」
【ナイア】「途中までは、そいつと一緒だったけど…途中で別れた。一人で大切なものを護り抜く、力を身につける為に」
【ナイア】「……そしたら、ルイ達と出会ったんだ」
そこで、言葉を切ってナイアはルイを正面から見つめた。
微かに涙が浮かんだ目で見つめられ、ルイは初めて出会った時、ナイアが自分を兄とそっくりだと言った事を思い出した。
死んだはずの兄とそっくりな自分を見て、ナイアは一体どんな心境だったのだろうと考えた時、ルイは悲しくなった。
リュウランもルイの隣で、堪え切れなかった涙を流している。
しばらく、誰も何も言えない状態が続いた時、滲んだ涙を拭ってナイアが立ち上がった。
【ナイア】「あ、ごめんな。何か湿っぽくしちまって!こんな話するつもり無かったんだけど…」
【ナイア】「って、もう!そろそろ出発しようぜ!早く山超えないと日が暮れちまうしさ!」
さっきまでのしんみりした雰囲気を吹き飛ばすかのように明るく言って、ナイアは皆を促した。
【ラフィエル】「…そうですね。夜の山での野宿はいろいろ危険ですから」
ナイアの言葉に同意して、ラフィエルは立ち上がった。
それに続いて、ルイもすすり泣いているリュウランを促して、自分も立ち上がった。
その時、ルイ達は誰一人として気が付かなかった。
自分達を見つめる一つの人影、その視線に―――

【?】「綺麗…あのネックレス、レイ様に差し上げたら喜んで下さるかしら?」
自分達の身に着々と近付く危険に、ルイ達はまだ気が付かなかった。
これが彼らとの最初の接触だという事も―――――

【ラフィエル】「そろそろ頂上ですね…この調子なら、日暮れまでに麓につけそうです」
【リュウラン】「良かった!野宿はちょっと怖いもんね」
先程までの雰囲気を振り払うかのように、リュウランはいつものように明るく振る舞った。
その時、ナイアの背後で、葉がガサッという微かな音を立てた。
その音に反応して思わず歩みを止めたナイアをルイが振り返る。

*どうした、ナイア?
;ナイア+1

音のした茂みを振り返るナイアを見て、ルイが振り返って不思議そうに首を捻る。
どうやら、ルイには葉音は聞こえなかったらしい。
【ナイア】「いや…さっき微かに何か動く音がしたんだけど」
【ルイ】「風じゃないのか?」
【ナイア】「そうなのかな?」
ルイの言葉にやや納得し切れないような表情を見せるナイアの横で、もるぼるが唸るような低い声を茂みに向かってたて始めた。
【ナイア】「もるぼる?どうした?」

*置いて行くぞ?

音のした茂みを振り返るナイアを見て、ルイが振り返って不思議そうに首を捻る。
どうやら、ルイには葉音は聞こえなかったらしい。
【ナイア】「いや…さっき微かに何か動く音がしたんだけど」
【ルイ】「風じゃないのか?」
【ナイア】「そうなのかな?」
ルイの言葉にやや納得し切れないような表情を見せるナイアの横で、もるぼるが唸るような低い声を茂みに向かってたて始めた。
【ナイア】「もるぼる?どうした?」


【もるぼる】「シャゲ――――――――ッ!!!」
飼い主であるナイアの呼びかけに耳を貸さず、もるぼるは雄叫びとも思える声を上げて、茂みに突っ込んで行った。
【ナイア】「お、おい、もるぼる!?」
もるぼるの異変に戸惑った表情を見せ、ナイアは茂みに近付こうとする。
だが、ナイアが茂みに近付いたその瞬間、物凄い勢いでもるぼるが茂みから飛び出してきた。
飛び出したというよりも何かに吹き飛ばされたような勢いのもるぼるを受け止めたナイアも一緒に吹き飛び、背後の岩に思い切り背を打ちつける。
【ルイ】「ナイア!!」
突然の出来事に驚いた一同は揃ってナイアの下に駆け寄った。
【ナイア】「大丈夫…それなりに鍛えてたから何とか平気」
【ナイア】「でも、一体何だってんだよ?」
訳も分からず、吹き飛ばされたナイアは頭上に?マークを浮かべて、茂みを見た。
【?】「そのモルボルはあなたのですか?」
言葉と共に茶髪の女性が茂みから姿を現した。
【?】「躾があまりなっていないようですね。私にいきなり飛び掛って来るなんて」
そう言う女性にもるぼるは殺気立ったように低く唸り続けていた。
そんな様子のもるぼるを見て、ナイアは鋭い視線を女性に送った。
【ルイ】「すいません。俺達がしっかり見てなかったから」
【ナイア】「ルイ、その女に謝る必要なんかないぜ」

*(馬鹿、何言ってんだ!?)
;ナイア-1

【ルイ】「な、何を言うんだよ、ナイア!」
突然、厳しい口調になって立ち上がるナイアにルイは焦った。
だが、ナイアは睨みつけるような鋭い視線を依然として女性に送っている。
【ナイア】「俺のもるぼるは無闇に人を襲ったりはしない…そう善人はな」
【ルイ】「な、何を言ってるんだ、ナイア?」
【ナイア】「だが、悪人には襲い掛かる。もるぼるがここまで殺気立ってるって事は…」
【ナイア】「あんた、相当人を殺してるな?」
【?】「――初対面の相手にこうまで簡単に見抜かれたのは初めてね」
ナイアの話を黙って聞いていた女性がそう言った。

*(…どうしたんだ?)
;ナイア+1

ナイアは意味も無くそんな不躾な事を言わない。
ルイは不審に思った。
【ルイ】「ナイア?」
【ナイア】「俺のもるぼるは無闇に人を襲ったりはしない…そう善人はな」
【ルイ】「何を言ってるんだ、ナイア?」
【ナイア】「だが、悪人には襲い掛かる。もるぼるがここまで殺気立ってるって事は…」
【ナイア】「あんた、相当人を殺してるな?」
【?】「――初対面の相手にこうまで簡単に見抜かれたのは初めてね」
ナイアの話を黙って聞いていた女性がそう言った。


【?】「大したモルボルね。前言は撤回します。よく躾けられているわ」
【ナイア】「俺のもるぼるは血の臭いに敏感なんだ。あんたが何人殺したか知らないが、その染み付いた血の臭いは綺麗に洗い落せても、こいつの鼻は誤魔化せねぇぜ」
そう言葉を切って、ナイアは腰に差してあった剣を引き抜いた。
【?】「私とやる気ですか?まぁ、こちらも最初からそのつもりではありましたけどね」
女性は軽く笑うと体勢を低くとった。
【ルイ】(あの体勢は…!?)
【ルイ】「ナイア!下がれ!」
【?】「行きます!」
ルイがナイアに向かって叫んだのと、女性が動いたのはほぼ同時だった。
一瞬で、先ほどナイアが立っていた位置に砂煙が上がっている。
【ルイ】「ナイア!」
【もるぼる】「シャゲ~~ッ?」
少しだけ離れた位置にいたルイが、砂煙で姿の見えないナイアに呼びかける。
【ナイア】「ゲホッ!ゴホッ!何だ、あの女!?」
呼びかけてから数秒後、砂煙の中からナイアの声が聞こえてきた。
どうやら、無事らしい。
安堵すると同時にルイはナイアに向かって叫んだ。
【ルイ】「ナイア!砂煙から脱出しろ!その人はおそらく体術の使い手だ!視界の限られたその砂煙の中じゃ、お前が不利だ!」
【ナイア】「そ、そんな事言ったってさ…」
砂煙の中、ルイの声を聞いたナイアは戸惑った。
今のナイアの視界は右も左も区別がつかない。
ルイの声がどっちの方向からしているのかも分からない状態なのだ。
【ナイア】「どっちに行けってんだよ?」
【?】「遅いですね」
迷って左右を見回していたナイアの耳に女性の声が嫌に響いた。
慌てて反応した時には腹に激痛を感じた。
【ナイア】「ぐっ…うわっ!?」
砂煙から突然吹き飛んで来たナイアの身体は丁度向かい側にいたラフィエルに激突し、折り重なるようにラフィエルとナイアがその場に崩れる。
【ルイ】「ナイア!ラフィ!無事か!?」
【ナイア】「うっ…くっ……!」
【ラフィエル】「わ…私は何とか無事ですが…」
ナイアの下敷きとなったラフィエルがやや苦しそうな声を上げる。
【ナイア】「いってててて……あの女!よくもやりやがったな!」
暴言を吐きながら蹴られたらしい腹を抑えて、ナイアがよろよろと立ち上がる。
どうやら、ナイアも一応無事らしい。
【?】「随分と隙だらけでしたね。まぁ、お陰で目的の物はあっさり手に入りましたが」
そう言いながら、砂煙の中からゆっくりと姿を現す女性の手にはナイアのネックレスが握られていた。
【ナイア】「えっ!?嘘!いつの間に!?」
女性の握るものを見て、ナイアは自分の首にネックレスがない事に始めて気が付いたようだ。
ゴソゴソと自分の服を触って、何処にもない事を確かめる。
【?】「私、これでも元盗賊なんでこのくらいはお手の物なんです」
【ルイ】「元って事は、今は違うんだろ?何で、ナイアのネックレスを奪う必要性があるんだ?」
女性を警戒しながら、ルイは尋ねた。
【?】「さぁ?昔の血が騒いだとでも言いましょうか?それにこの宝石、レイ様に差し上げたら喜んでいただけるかもしれませんし」
何処かうっとりとしながら、女性は呟いた。
【ナイア】「か、返せよっ!!俺のネックレス!!」
焦ったように叫ぶナイアに、女性は冷たい冷笑を浮かべると共に挑発的な言葉を返した。
【?】「私から奪い返す事が出来たら、お返ししましょう…"ボウヤ"」
【ナイア】「誰がボウヤだ!俺はもう十七だ!」
そう叫んで女性に飛び掛ろうとしたナイアだが、先ほど蹴られた腹が痛むのか、その場に蹲ってしまった。
【?】「あら?掛かって来ないのかしら?」
【ナイア】「っ…くそ……」
腹を抱えてナイアは悔しそうに呟いた。
そんなナイアを見て、ルイは傍に落ちていたナイアの剣を拾った。
【ナイア】「ルイ…?」
【ルイ】「ナイア、無理するな」
ナイアを背後に庇い剣を構える。
【ナイア】「…悪りぃ」
【ルイ】「気にするなよ。それよりラフィ、戦闘経験はあるか?」
【ラフィエル】「ありますが残念ながら、私はサポートタイプですので」
【リュウラン】「じゃあ、私が!」
首を横に振ったラフィエルに代わり、リュウランが名乗りを上げたが、ルイはそれを否定した。
【ルイ】「いや、まだ手に入れて間もないチュリをリュウランが使うのは危険だ。リュウランとラフィはナイアを頼む」
普段は冷静さを事欠くルイだが、戦闘となるとその態度は冷静そのものとなる。
それをリュウランも知っているから、無理を言わず、黙って頷いた。
【ルイ】「それはナイアの大切なものなんだ…絶対に返してもらう」
ナイアの剣を構え、ルイは女性を睨みつけた。
女性は知らない事だが、ルイはあのネックレスがナイアの兄の形見だと知っている。
そんな大事なものを己の欲求の為だけに平気で奪おうとする女性が許せない。
【ルイ】(とは言うものの……正直、状況はマズイ。あの人の方が確実に俺より実力は上だ。俺一人じゃ、厳しい。せめて、あと一人、戦える仲間がいれば…)
剣を真っ直ぐ構えた体勢のまま、ルイが思案していると突然陽気な声が聞こえた。
【エルフィー】「あんた達、随分困ってるみたいだね!」
【ルイ】「えっ!?」
よっ!という軽い掛け声と共に一人の女性が岩の上から飛び降りて来た。
褐色の肌を持ち、すらっとした細身の女性。
大きく露出した背中から腹部にかけて広がるトカゲの刺青が妙な色香を醸し出している。
腰に長い剣を差している所を見ると、剣士のようだ。
【エルフィー】「この女剣士・エルフィーが協力してあげようじゃないか。何か、あんた一人じゃ大変そうだしね」
ルイを振り返って、エルフィーと名乗る女性はニヤッと笑った。

*危険ですよ!

【エルフィー】「私をそこらの女と一緒にするんじゃないよ」
【エルフィー】「それに、あのネックレス、どうしても取り返したいんだろ?あの女相手に格好つけてる余裕はないよ」
【ルイ】「…分かりました。お願いします!」
剣を構えるルイの少し前にエルフィーが立ち、腰の剣を抜き取る。

*助かります!
;エル+1

ルイはその謎の女性の申し出をありがたく受け取った。
剣を構えるルイの少し前にエルフィーが立ち、腰の剣を抜き取る。


【?】「一人増えたぐらいじゃ、私は倒せないと思いますよ!」
そう言った瞬間に女性は地を蹴りエルフィーへと向かって行った。
【エルフィー】「おっと!」
回し蹴りを放ってきた足を剣で受け止め弾き返す。
しかし弾かれた瞬間、女性は地面に手をつきその反動を利用して再度蹴りを放つ。
幸いエルフィーも剣で防いでいるが、ルイはスピードに追い付けず女性の不意を突く事が出来ない。
【ルイ】(くっ…早すぎて手が出せない!でもエルフィーさんが…)
必死で女性の動きを見て、弾かれた瞬間を狙う事にする。
【ルイ】「せえぇぇぃ!!」
背後から剣を構えて女性に攻撃を繰り出す。
【?】「邪魔よ!」
ルイの斬撃をバック転でかわし、女性は逆にルイの背後をとるとその背中に蹴りを繰り出した。
【ルイ】「ぐっ!?」
【リュウラン】「ルイ!?」
【ルイ】「くっ…」
近くにあった岩に打ちつけられ、ルイはその場に蹲ってしまった。
【?】「後はあなただけです。さっさとやられて下さい」
【エルフィー】「そいつはこっちの台詞さ。あんたもさっさと獲物を返しな」
【?】「ふっ、防御ばかりのあなたが私に敵うとでも思っているのですか?防ぐのが精一杯でしょう?」
女性はより一層激しい攻撃を繰り出してくる。
だがエルフィーは笑みを浮かべたまま女性の攻撃をいなしていた。
【エルフィー】「そう、あんたの厄介な所はそのスピード。何処で身につけたかは知らないけど、大したものさ」
【エルフィー】「確かに剣で攻撃する余裕はないね」
【?】「だったら早く降参した方がいいのではないですか?今なら見逃してあげますよ」
【エルフィー】「何言ってんだい?あたしは”剣”で攻撃する余裕はないって言ったんだ」
【?】「なんですって?」
エルフィーはそう言うと攻撃をいなしながら何かを呟き始めた。
【エルフィー】「スピードなんてもんはね、止めてしまえば意味がないんだよ」
口元に微かに笑みを浮かべ、エルフィーはそう言う。
それに、女性はプライドを刺激されたのか、不愉快そうに眉を顰めた。
【?】「私を止める?無理ですね。自慢じゃありませんが、私は今まで一度も捕まった事はありません」
【エルフィー】「じゃあ、その相手がヘボかったんだね。その相手…こういう止め方した事があるかい?」
【?】「?」
【エルフィー】「囲え!火炎陣(フレイムダンス)ッ!!」
エルフィーが叫び、地面に向かって剣を突き刺した。
すると、剣先から炎が噴出し、一瞬のうちに女性を火の輪が包み込んだ。
【?】「なっ!?」
【エルフィー】「さぁ、これでもう逃げ場はないよっ!」
剣を地面に突き刺したままの状態でエルフィーが勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
【?】「こんなの左右が駄目なら、上に逃げるまで!」
炎に囲まれた女性はそう言うと大きく跳躍した。
だが―――…
【ルイ】「悪いけど、それも無理だ!」
【?】「なっ!?なんであんたが…!」
女性の目の前に突然、剣を軽く構えたルイが踊り出る。
スピードに自信を誇るその女性もさすがに空中では身動きが取れない。
【?】「しまっ!」
【エルフィー】「ナイス♪」
パチン!と指を鳴らして、エルフィーは微笑む。
それと同時にルイの握る剣が女性に向かって振り下ろされた。
さすがに男と女の力の差…女性はあっさり背後に吹っ飛ぶ。
その瞬間に、女性の手から離れたナイアのネックレスはルイの手にしっかり納まった。
その事にホッとしているとエルフィーが近付いてきた。
【エルフィー】「大丈夫かい?よくあたしの目配せに気付いてくれたね」
【ルイ】「いや、確信はなかったけど何かするんだと思って」
【エルフィー】「それだけで?どう動くかすぐに判断するなんて、あんた頭の回転が速いんだね。よくやったよ!」
作戦が成功した功績を喜んでか、ルイの背をエルフィーが思いっきり叩いた。
その時、ジンジンくる背中の痛みとは別に、ルイはまた妙な感覚を感じた。
【ルイ】(この感覚って…まさかっ)
【エルフィー】「な、何だい、これっ!?」
驚いたようなエルフィーの声にルイが振り返ると彼女の持つ剣先が紅い光を放って輝いていた。
もう、間違いなかった。
【ルイ】「あなたが、四人目の守護者…?」
【エルフィー】「これがチュリの導き?あんたが私の…?」

*綺麗なお姉さんで嬉しいですよ
;エル+1

【エルフィー】「口がうまいじゃないか。でも、煽てたって何も出ないよ」
【ルイ】「それは残念」
軽く笑って肩をいさめる。
【ルイ】「俺、ルイって言います」
【ルイ】「あそこにいるのは、ナイア、ラフィエル、リュウラン。皆、俺の仲間です」
【エルフィー】「私はエルフィー。どうやら、長い付き合いになりそうだね、ルイ」
【ルイ】「こちらこそ」
二人はどちらからともなく、握手を交わした。

*どうやらそうみたい

戸惑うエルフィーにルイは苦笑を浮かべる。
もはや、慣れ始めたこの出来事にルイは余裕で対処する事が出来るようになり始めた。
【ルイ】「俺、ルイって言います」
【ルイ】「あそこにいるのは、ナイア、ラフィエル、リュウラン。皆、俺の仲間です」
【エルフィー】「私はエルフィー。どうやら、長い付き合いになりそうだね、ルイ」
【ルイ】「こちらこそ」
二人はどちらからともなく、握手を交わした。


そんな二人の元にリュウラン達も歩み寄って来る。
リュウランやナイアとも握手を交わし、ラフィエルの番になった時、ジーッとエルフィーの差し出した手を見つめていた。
【ラフィエル】「…エルフィーと言いましたっけ。あなた、サーモヒートですか?」
【エルフィー】「ん?あぁ、良く分かったね。って、この肌と刺青見れば分かるか」
苦笑気味に笑って、エルフィーは差し出した手を引っ込めた。
【ルイ】「サーモヒートって?」
【ラフィエル】「知りませんか?火口付近に住む、体温を自由自在に変化させる事のできる一族です。彼らの特徴はその褐色の肌とトカゲの刺青」
【ラフィエル】「彼らは高温状態では鉄をも溶かすと言われていますから、サーモヒートには迂闊に触れてはいけないんですよ」
ラフィエルがエルフィーの手を握り返さなかった意味を悟り、ルイは少し悲しくなる。
コルの村には異人種がいなかった為、人種差別などという概念はなかった。
だが、世界には普通に人種同士の間に溝がある事をルイは再認識した。
リュウランも同じ事を思っているのか、少し悲しそうな顔をしてエルフィーとラフィエルを見比べている。
そんなルイ達の視界で、今度はラフィエルがエルフィーに向かって手を差し出した。
【エルフィー】「えっ?」
【ラフィエル】「あなたは体温コントロール能力に長けているようだ。でなければ、あんな簡単に他人に触れる事はできないでしょうからね」
【ラフィエル】「私はノートマーニのラフィエル。どうぞ、宜しくお願いします」
差し出された手を戸惑ったように見つめていたエルフィーは、ラフィエルの言葉に照れたような笑顔を浮かべた。
改めて握手を交わした二人にルイとリュウランは安心したように微笑み合った。
【ラフィエル】「それに、その何とも眼福な格好。これからの旅がとても楽しみですよ」
【エルフィー】「はっ?」
【ルイ・ナイア】「ラフィ!!」
ニコニコと微笑みながらのたまうラフィエルをルイとナイアは慌ててエルフィーから引き離した。
【エルフィー】「何だい、あの男」
【リュウラン】「アハハ…気にしないであげて」
疑問符を浮かべるエルフィーにリュウランは笑って誤魔化した。
その時、ガラガラという石が崩れるような音と共に先ほどの女性がフラフラと起き上がった。
【エルフィー】「ん?止め、刺さなかったの?ルイ」
【ルイ】「一応、女の人だし…峰打ちで留めた」
【エルフィー】「あんた、甘いね。相手が女だからって手加減したら、とんでもない目に遭う事だってあるんだから」
【エルフィー】「覚えておいで、優しさと甘さは常に危険と紙一重だよ」

*でも…

【エルフィー】「ま、いいけどね。そのうち思い知るといいよ」
【ルイ】「…はい」
エルフィーの言葉をルイは苦笑気味に受け止めた。

*分かった
;エル+1

【ルイ】「…肝に銘じるよ」
エルフィーの言葉をルイは苦笑気味に受け止めた。


【?】「くっ……。まさか私が負けるなんて…」
【エルフィー】「あんた、自分の実力を過信し過ぎ。今回の事、いい経験になったんじゃない?」
【?】「私は…私は、レイ様の為に敗北は許されないのに!」
さっきまでの穏やかな表情は何処へやら、睨みつけるような視線を女性はルイ達に向けた。
【エルフィー】「おやおや?懲りてないみたいだね」
【エルフィー】「じゃあ、私がまた熱い一発をお見舞いしてあげようか!」
エルフィーは先ほどと同じように女性に向かって、炎を放った。
負傷して、動く事の出来ない女性には避けようがない。
【?】「くっ…!」
【?】「あぁ~あ、何やってんだよ、姉ちゃん」
そんな声と共に動けない女性と迫り来る炎の間に妙に小さな人影が立ち塞がった。
当然、炎はその人影に直撃した。
―――誰もが、そう思った。
だが、炎は人影に当たった瞬間に何故か掻き消されてしまった。
【エルフィー】「なっ!?」
【シュライヤ】「イッテェ!!クソ!レイの野郎、嘘つきやがったな!」
皆が驚く中、炎を掻き消したと思われる小さな人影が一人喚く。
それは少年だった。
【?】「シュ…シュラ?あなた、何でここに?」
【シュライヤ】「何でも何も、ルローラの姉ちゃんが中々帰って来ないから、迎えに来たんじゃん!レイがご立腹だぜ?」
【ルローラ】「えっ!?ホント!?レイ様、ご立腹なの!?どうしよう、私…」
少年の言葉を聞いた瞬間、見る見る狼狽し出すルローラという女性。
【シュライヤ】「バ~カ!冗談だよ!レイはご立腹どころか、結構上機嫌だ」
【ルローラ】「シュ、シュラ!!また私をからかって!」
舌を軽く出して、そう言う少年に恥ずかしかったのか、怒ったのか、ルローラの頬が朱に染まる。
【シュライヤ】「まぁまぁ。でも、レイが俺を姉ちゃんの迎えに寄こしたのは本当だぜ?魔術を一回無効化できるって俺にこんなもん、持たせてさ」
【シュライヤ】「何が、優れもんだよ!めちゃくちゃ反動がイテェじゃねぇか!後で、絶対に文句言ってやる!あのスカシ野郎!」
【ルローラ】「レイ様を呼び捨てすること事態許せないのに、今度はスカシ野郎ですか?いい加減、怒りますよ!シュライヤ!」
【シュライヤ】「別にいいけどさ。レイが呼んでるのに、急いで帰んなくていいの?姉ちゃん」
【ルローラ】「えっ!?…あぁ!そうでした!急いで帰りませんと!」
少年の言葉に血相を変えるとルローラは完全にルイ達の存在を忘れ、消えてしまった。
ルローラが消えたのを見送った少年は頭の後ろで手を組んだ状態で、ルイ達の方を振り返った。
【シュライヤ】「…そこの黒髪の兄ちゃんと金髪の姉ちゃんは、もしかしてコルの村から出てきた人?」
【リュウラン】「えっ?何で知ってるの?」
リュウランが不思議そうにそう言うと少年は可愛らしくニッコリ笑った。
【シュライヤ】「やっぱり♪そうじゃないかと思ったんだ」
【リュウラン】「だから、どうして?」
【シュライヤ】「うぅ~ん…何となく!兄ちゃん達とはこの先も会う事になりそうだね」
そう言うと少年は岩肌を軽く二・三回跳躍して、向こう側に消えて行った。


第六回:再会と情報 へ続く

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なつごろう

Author:なつごろう
ようやくHGK2の製作へ戻りまし
た!…が!!
コンバートでは無く1からまた
手直しなので、再現でも地味に
時間かかりそうです(涙
<再現進捗残り作業>
・シナリオ
・データベース
 →全部
・バトルシステム

<サポートについて>
大体19:00~21:00は自由ですの
でその間にお返事します。
日中は昼休憩しか動けませんが
出来る限り迅速に対応させて頂き
ますのでお気軽にご連絡下さい。
通知が来るので動ける状態であれ
ば、すぐにお返事致します。

サンプルの用意が出来ましたので
必要素材の募集を開始します!
もし良ければご協力頂けると
嬉しいです!
詳しくはメールフォームなどで
お問い合わせ下さいませ!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【現在の作業内容】
データベース製作

【制作者様募集中素材】
バストアップ:RTP風希望です。
       改変、手描き問いません。
       サイズ272×288希望です
       が大きくても構いません

*改変元:CLOSET様
イフス(バルド):バストアップ(イメージ図

バトラー:RTP風希望です。
     改変、手描き問いません。
     サイズは個々で違うので依頼時に
     決めさせて下さい。
     縮小をして使用しますが、少し
     大きいサイズだと助かります。
     現在使用中の縮小前バトラーは
     こちらをご参照下さいませ。

*改変元:アンデッドとか好きだから――ッ!!!様
イフス(バルド):バトラー(イメージ図

【依頼中の素材】
セリア:バトラー

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